糸
緯糸:葛 手績み糸(北海道)
経糸:絹 座繰り糸(群馬県 蚕絲館 )
染料
フキノトウ、フジ、ドングリ、イタヤカエデ、ゲンノショウコ、メマツヨイグサ、ヌルデ、ノブドウ、クリ、サンショウ、マルメレイロ(以上は札幌市の自宅敷地内で採取)
藍(蒅/三重県)、ラックダイ(市販)
織り機
高橋治株式会社製 着尺機(京都府)
制作
雪草 / 渡邊志乃
biography
宮城県仙台市生まれ→東京都→千葉県→宮城県→北海道札幌市在住
【染織歴】
1999 織りを始める(札幌)
2000 札幌で取り組める草木の繊維・布の探究を始める
2001 葛の糸・葛の布に取り組み始める(独学・我流)
2003 大井川葛布で葛の糸の取り方と作り方を習う
2011 大井川葛布で葛布織り・葛布の染め・仕上げの工程を習う
2013 手稲山麓に土地を得て制作の拠点とする
2013 改めて染織の基礎を習う(札幌)
2013 葛布の帯の試作を始める
2014 開業
【公募展出品歴】
2016 現代手織物クラフト公募展(駒ヶ根シルクミュージアム)入選(八寸帯地「karus」)
2017 現代手織物クラフト公募展(駒ヶ根シルクミュージアム)入選(八寸帯地「川蜻蛉」)
2018 日本民藝館展 準入選(八寸帯地「木漏れ陽」)
葛布に辿り着いた経緯
雪草乃記(〜2022.6.4)
雪草乃記 Ⅱ(2022.6〜2023.11/note)
雪草乃記 Ⅲ (2023.12〜)
織っているのは確かに私ですが、私一人で作っているのではありません。
土、水、風、空気、微生物、人、太陽、そしてその循環
自然の営み、見えるもの見えないもの
コントロールの効くもの、効かないもの
人と布の関わりの歴史
素材との対話の膨大な蓄積
道具、糸、その技術が受け継がれてきた背景と経緯、それらを繋ぐたくさんの人々
全ての繋がりがあって生まれる
全てを書き切れる訳ではありませんが、せめてその気持ちだけは表したく、自己紹介を「about us」としています。
現在は北方民族の文化に興味を持ち探究中、全てのものづくりの根源的な起こりは作り手と使い手が一致していただろうこと、それゆえに時の刻まれたものには日常でありながら非日常的な美が宿るだろうことに感銘を受けます。
特に衣服とそのための繊維植物において日本の文化と北方系の文化の狭間に位置する北海道で葛布を織ることの特異性を考え、静岡に伝わる手法を大切に繋ぐこと、使い心地良く、愛着を持って帯として布として最後まで使い切っていただけるものづくりをすること、それらの具現化を志し制作しております。
Exhibitions
2017 個展「葛の布 帯展」 /ギャラリー門馬ANNEX
2019 個展「葛の布 帯展ー無地とその周辺ー」 /ギャラリー門馬
2021 個展「葛の布 帯展ー色、文様ー」 /指月ギャラリー
2023 個展「軌跡、時と」 /ツキガタアートヴィレッジ
2025 (予定)個展 「タイトル未定」/札幌
Past Exhibition Photos
メディア掲載
美しいキモノ 2024夏号
北海道新聞 2023/4/10
美しいキモノ 2021夏号
北海道新聞 2019/5/8
北海道新聞 2017/9/6
お取り扱い店
せき呉服店(札幌)
染と織たかはし(岡山)
※お取り扱い状況については各店舗へお問い合わせいただけますと幸いです。
(更新履歴)
2024.10.31 「染料」ドングリ再度追加、「biography」トグル追加
2024.7.28 「染料」アカソ・ドングリ削除、サンショウ・マルメレイロ追加