葛布八寸帯地 upas 7
雪の色は 白ばかりではない
時に青く 時にグレー
太陽の加減や含む水分量によるようだが
そうした科学的なことはさておき、
そのような色を暗に持つ真っ白な雪は本当に美しく
人の意図の届かない様々な造形を見せてくれる
お太鼓の表側は生成り・無地
内側は青とグレー グラデーションで色が切り替わる
手先も同様 わずかに覗く左右で色が違うようにした
今回は 葛の糸だけでなく経糸の座繰り糸も全く染めていない生成りがメイン
藍染めの薄い青と団栗染めの薄いグレーは 見えそうで見えない お太鼓の内側と手先部分のみ
緯糸 葛 手績み糸(北海道札幌市)
経糸 絹 座繰り糸(群馬県安中市)
染め 藍、団栗(柏)
こちらの帯地は良いご縁をいただきました
持ち主様の穏やかな暮らしをお守りしますように