葛布角帯地 紫鉱、板谷楓
幅 五寸六分 (約21.1cm)
長さ 一丈一尺三寸五分 (約429cm)
緯糸 葛(札幌産 手績み糸)
経糸 絹(ぐんま黄金 座繰り糸)
染め 紫鉱、板谷楓、団栗
倍幅で織っています
縦半分、またはお好みの太さになるように折って締めます
経糸は私の使う糸の中では最も太く
縦方向の引っ張りに耐えることを前提に 葛の光沢が失われないギリギリの密度
節のある糸が布の表情に強弱を与え 無地ながらも深みがあり
見る角度や時間帯、光の種類によっても色が変わる不思議な色味の帯地となった
経糸、イタヤカエデの黒はベースに僅かに緑がある 美しい黒
基本はイタヤカエデ染め側(写真手前)が表に来る想定
ぼかしの色の切り替えを中心より少しずらし
縦半分に折って使う時には写真向こう側の紫鉱(ラックダイ)の紫色が僅かにのぞく
こちらの写真の帯地は良いご縁を頂きました
誠にありがとうございます
持ち主様の暮らしを彩り、末長くご愛用いただけますように