葛布八寸帯 木漏れ陽
![葛布八寸帯地『橡、蕗の薹』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/BFA3E8E5-6E9D-476E-8FDB-7475942748A8.jpeg)
幅 八寸二分 (約31cm)
長さ 一丈三尺七寸 (約517.8cm)
緯糸 葛(北海道札幌市 手績み糸)
経糸 絹(群馬県安中市 座繰り糸)
染め 藤、蕗の薹、団栗
![葛布八寸帯地/ぼかし](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/14E14FC2-C7CD-446E-B709-2AE4C23503BF.jpeg)
秋、葉を落とした樹々の隙間から陽のさす森
柔らかな風 地面に落ちた枯葉の上に揺らめく光
光と影と 森の中の風景
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経糸の座繰り糸は私の使う中で最も細い それに合わせて葛の糸も細く 繊細な帯地となった 布として大変美しいと感じます
お太鼓部分の緯糸の葛は生成り 内側は団栗染めのグレーと藤染めの黄で 途中から色が切り替わる 同様に 手先も左右で色が変わります
お太鼓部分はリバーシブルでお使いいただけます
![葛布八寸帯地『木漏れ陽』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_3593-1024x1024.jpg)
![葛布八寸帯『木漏れ陽』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_3596-2-1024x1024.jpg)
訳あって仕立てた後に湯通ししました
そのため、布と糸の持つ歪みがポコポコと出ていますが 葛と絹の息遣いを感じるようでもあり、素朴な雰囲気が出、更に帯として扱いやすくなった感じもします
これはこれで良いと思えました
![葛布八寸帯『木漏れ陽』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_3598-2-1024x1024.jpg)
私の織る葛布の中では最も薄い しかし布として大変美しいのでこのまま使いたい
そこで、継続して自分で使ってみることにしました
繊細で柔らかながらもハリのある葛布の帯
展示会等、直接お会いする時にはご覧いただけるかと思います
![葛布八寸帯『木漏れ陽』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_3601-1024x1024.jpg)
![葛布八寸帯](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/7800B8D3-DFC2-4044-B817-F6D9F66AB086-1024x1024.jpeg)