葛布八寸帯地 黄金
![葛布八寸帯地無地『黄金』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/5C391E00-6CC1-496A-9755-F5AC6E78FF00_1_201_a-1005x1024.jpeg)
内側に覗くのは橡色(つるばみいろ) 団栗染め
微かに表にその色が滲み 濃色との対比も相まって 生成りが一段と生成りらしく引き立つ
![葛布帯地『黄金』お太鼓](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/B2F3CA93-73A3-4B85-A76A-55C2C2310C48.jpeg)
お太鼓の内側を通り ちらりと見えるテ先も橡色
![葛布八寸帯地『黄金』お太鼓と手先](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_1109.jpeg)
無地であるがゆえの 葛の糸と絹の糸の表情
もし何か文様を施すとすれば 糸、布が ますます美しく その表情が際立つような方向性と確信を持てた時か
または その文様に 何かの必然性がある時か
この帯地を織って、そのような気持ちになった
![葛布八寸帯地『黄金』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_1118.jpeg)
葛の糸は経年により茶色がかっていく
一方 経糸に用いている ぐんま黄金 という品種の蚕の糸は 今は綺麗な黄色だが
徐々に黄色は抜けていき、白っぽくなっていくそうだ
時とともに 変化する葛と絹の表情も 長く使う楽しみの1つになると嬉しい
前帯部分も生成り・無地
お太鼓内側の鈍色は季節や気分、合わせる着物によってリバーシブルでお使いいただける想定です
![葛布八寸帯地『黄金』](https://kuzunonuno.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_1115.jpeg)
こちらの写真の帯地は良いご縁を頂きました。誠にありがとうございました。
末長くご愛用いただけますように。
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幅 八寸一分 (約30.6cm)
長さ 一丈三尺九寸 (約525.4cm)
緯糸 葛(札幌産 手績み糸)
経糸 絹(ぐんま黄金 座繰り糸)
染め 団栗、生成り