blanc

葛布八寸帯地 / 無地 『blanc』

経も緯も全く染めない 素材そのものの色 生成り
良くも悪くも 糸の表情がダイレクトに伝わるので 織る前から緊張していたが
織っている時も仕上げの時も 姿勢が問われ正される思いが常にしていた

葛布八寸帯地blanc

写真はお太鼓部分
お太鼓、タレ先、前帯、テ先の部分には しっかりした葛の糸を太めに入れてハリを持たせています

葛布八寸帯地blanc

凛として他を寄せ付けないのに何色にも染まる
懐の深いような それでいて緊張するような
白とは不思議な色です

フランス語で「白」を意味する「blanc」という言葉の響きとスペルの雰囲気がかねてより好きだったので、「blanc」と名付けました

余白、ゆとり、空白

必要な時に必要な形で 持ち主様の心の支えになりますように
そして
持ち主様の暮らしと共に 何色にでも染まっていきますように

経糸 絹座繰り糸(群馬県安中市)
緯糸 葛手績み糸(北海道札幌市)
寸法 巾 八寸六分(約32.5cm) 丈 一丈三尺五寸(約510.3cm)

経糸密度 76本/寸(約21本/cm) 緯糸密度 16〜17本/cm

経糸太さ 180中(デニール) 扁平本糸

絹糸と葛糸
左:絹 座繰り糸 右:葛の糸

こちらの帯地はご依頼を受け制作いたしました
今後も 経の絹糸の種類を変えながら同様のものを制作していく予定です
全く染めず生成りといっても
その素材はその時だけのものですので一つとして同じにはなりませんが
それが葛布の帯地の持つ個性とも考えております

ご興味持っていただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください