2020.7.28
自宅の敷地内にある藤の選定蔓で葛の繊維を黄色に染めた
毎年の定番

タネから育てて今年で10年目くらいになるだろうか
数年前から花を咲かせるようになって、今年はたくさん咲いた

伸びすぎた蔓を剪定するのは花の終わり頃と真夏
今年は勢いがものすごく、2、3度刈った

藤と藤で染めた葛の繊維
黄色を写真に撮るのが難しい

写真に撮るのが難しいが葛の繊維が鮮やかな黄色に染まる
時間が経つと少し色味は落ち着くが、しっかりと染まるので葛専用
絹の糸を黄色に染める場合は春のフキノトウだが、絹を深い緑に染めたい場合は藤も使う

藤の蔓は天日干しし乾燥させ保管することもできる
1年経ってから染めても、すぐに染めた場合と変わらず鮮やかな色が出るので有り難い
乾燥させ保管できる染料は貴重

赤麻(アカソ)

アカソ染めの糸

赤麻(アカソ)染め

赤い色が欲しいので穂が少し赤くなる今時期が染め時

穂が少し赤くなったアカソ

タネを落とす前 生命を全うする前なので必要最小限に
1、2年経つと少し鮮やかさが落ち着いてくるが 褪色はほとんど無いと思う

アカソ染めの糸
葛の繊維は他の色に染めたのが少しずつ残っていたのをまとめて染め直した
太陽の光を浴びると真っ赤
森の中の赤麻

メマツヨイグサ

花の咲いたタイミングを逃したくなかったので天気はイマイチだったが庭のメマツヨイグサで絹と葛を染めた

庭のメマツヨイグサ 前晩開花し、午前中から徐々にしおれ 夕方には枯れる 写真の花も既に少ししおれている

マツヨイグサの仲間が紫ベースの黒に染まる事は分かっていたがこの草は不思議と私有地に生えている事が多い 後に知人に「アレチヨイグサ」という別名を教わった 豊かな自然の中にはあまり生えず 荒れ地を好む草なのか 
とにかく私有地なので なかなかと勝手に採取できず 数年前うちの庭に生えてきたのを見つけたときは嬉しかった 以来タネ取ってはばら撒いており 今年やっと試した でも発芽率はそんなに良くなく、思ったほどには増えない 発芽するのもランダムで時間がかかるのかもしれない

座繰り糸 メマツヨイグサ染め
座繰り糸

色味を正確に写真に納めるのが難しく 実際の色とは少し違うが紫ベースの濃い色 グレーに染まる葛の繊維も微かに紫がかる 
この草のどこにこんな色が潜んでいるのだろうか

座繰り糸 メマツヨイグサ染め
座繰り糸

葛の糸は紫を含んだグレー

葛の繊維
葛の繊維

待宵草 別名 月見草、美しい名前
日没後に花を咲かせ 翌日には枯れてしまう
なんとも儚く悲しげな雰囲気が色にも表れている感じがして 何故だろう少し寂しい気持ちになる

偶然開花の瞬間をとらえた こんな風に一瞬で開花するとは知らなくて驚いた
上の写真は咲いている花ではなくて既に萎んでいる花だったということも初めて知った
何ともドラマチックな花

メマツヨイグサについてはその後ブログも書きました
本当にドラマチックな草です