メマツヨイグサ

花の咲いたタイミングを逃したくなかったので天気はイマイチだったが庭のメマツヨイグサで絹と葛を染めた

庭のメマツヨイグサ 前晩開花し、午前中から徐々にしおれ 夕方には枯れる 写真の花も既に少ししおれている

マツヨイグサの仲間が紫ベースの黒に染まる事は分かっていたがこの草は不思議と私有地に生えている事が多い 後に知人に「アレチヨイグサ」という別名を教わった 豊かな自然の中にはあまり生えず 荒れ地を好む草なのか 
とにかく私有地なので なかなかと勝手に採取できず 数年前うちの庭に生えてきたのを見つけたときは嬉しかった 以来タネ取ってはばら撒いており 今年やっと試した でも発芽率はそんなに良くなく、思ったほどには増えない 発芽するのもランダムで時間がかかるのかもしれない

座繰り糸 メマツヨイグサ染め
座繰り糸

色味を正確に写真に納めるのが難しく 実際の色とは少し違うが紫ベースの濃い色 グレーに染まる葛の繊維も微かに紫がかる 
この草のどこにこんな色が潜んでいるのだろうか

座繰り糸 メマツヨイグサ染め
座繰り糸

葛の糸は紫を含んだグレー

葛の繊維
葛の繊維

待宵草 別名 月見草、美しい名前
日没後に花を咲かせ 翌日には枯れてしまう
なんとも儚く悲しげな雰囲気が色にも表れている感じがして 何故だろう少し寂しい気持ちになる

偶然開花の瞬間をとらえた こんな風に一瞬で開花するとは知らなくて驚いた
上の写真は咲いている花ではなくて既に萎んでいる花だったということも初めて知った
何ともドラマチックな花

メマツヨイグサについてはその後ブログも書きました
本当にドラマチックな草です

繊維を取るための蔓を採取するときには葉を落とします
その落とした葉を集めて染料とし 絹・座繰り糸を染めました

経糸の絹糸を葛の葉で染め
蔓から取った繊維を緯糸に 布を織り
仕上げに根から取れる葛粉の糊をかけると
一度離れ離れになった葛の 葉、蔓、根が 布となって再び出会い混ざり合う

アイヌ語で葛のことをオイカラ(oykar)と言うそうです
『oykar(オイカラ/葛)』というタイトルの帯地を間もなく織ろうと思っています

葛の蔓と葉
採取した蔓と 葛の葉